ハルさんが病気になりました。 ~細菌性膀胱炎・ストルバイト尿石症 ④~
04/232023
カテゴリー:健康
病気は完治したけれど…?
投薬の結果、約1週間で膀胱炎とストルバイト尿石症が完治したハルさん。
あとは、初日から食べてきた療法食を続けるかどうか、という点です。
初日の検査でストルバイトが分かったとき、「今のフードはやめてこの先ずっと療法食にした方がいい」と獣医さんに言われました。
正直ショックとともに「なぜ?」という気持ちがありました。
膀胱炎もストルバイトも再発しやすい病気なので療法食を、というのはもちろん理解しています。
理解した上で、それでも「他に再発を予防できる方法はないのだろうか」…と飼い主は思いました。
今2歳のハルさんにとっての「この先」はおそらくとても長い時間となるでしょう。
だとしたら納得のいく方法を探してみたいと思ったのです。
というわけで、最終回はハルさんの飼い主として決めた「この先」のお話です。
療法食を使わずに再発を予防する
再発防止のためにどうするか…結論を言いますと、
〇再発予防のための療法食は使わない
〇一日2食を徹底する 間食はしない
〇シニア食を利用する
この3つで再発予防に取り組んでいくことにしました。
療法食は"特効薬"ではないから
病気のことを調べていく中で、ストルバイト尿石症の原因とその治し方を知った飼い主。
①ストルバイトは犬の尿がアルカリ性に傾くことでできること
②できてしまったストルバイトは、尿を弱酸性化し溶かして治すということ
そして、いわゆる療法食は
③タンパク質やミネラルを制限し、酸性化を促す成分を入れて、水分を多くとるよう設計してあること
療法食は弱酸性化を促す効果が高いものであり、
ストルバイトはあくまで「犬の体にある仕組み(尿の弱酸性化)で治す」ということです。
ということは、療法食を食べなくても尿が弱酸性になっていればストルバイトは生じない
ということなのかな、と思いました。
空腹の時間をしっかり作って"弱酸性化"
2つ目の対策は
朝晩の食事をしっかりとって、間食はしないこと。
食後に尿がアルカリ性に傾くのは胃酸が出るから。
胃に常に消化物があると胃酸がで続け尿がアルカリよりの状態が長くなります。
なので、できるだけ空腹の時間を作って「尿の弱酸性化」を図ろうというものです。
ただ、ここには「体質」とか「個人差」があるのかも?と個人的には思います。
ハルさんのこれまでの食生活は、朝夕2回の食事に加えて
・お散歩時のしつけ用のおやつ(フード)
・ブラッシング後のご褒美(自家製ささみジャーキー)
フードは数粒、ジャーキーはほんのひとかけらでした。
この程度なら問題ないのでは?とも思いましたが、ハルさんの身体にとっては負担だった可能性はあるなぁと。
とくにササミは高たんぱく、ジャーキーにすることでさらに濃縮されるのでほんのひとかけらでも過剰だったのかもしれない。
もちろん、間食をしてもストルバイトができない子もいるしむしろそれが普通なのかもしれません。
でも、ハルさんにはストルバイトができた。
獣医さんがおっしゃった「体質」にはこういう意味もあるのかなぁと思います。
シニア食を使う意味
「尿の弱酸性化」のために一日2食の徹底、そしてハルさんの「体質」を考えて高たんぱくな食事を避けるのが良いのかも。
ということで、今まで食べていた成犬用のフードから低たんぱく質のフードに切り替えることにしました。
そしてそれにはシニア食がちょうど良いとのこと。
2歳なのにシニア??と思いましたが、極端に栄養素を制限しているものでなければ体質によって若い子が食べてもいいそうです。
シニア食だと療法食に比べてコストも低いですし粒も大きくて(療法食粒が極小なんです)、大型犬のハルさんにはよさそうです。
もしかするとシニア食ではなく普通の成犬用であったり、一日2食を徹底すれば元のフードでも再発しないかもしれない。
そもそもフードではなくササミが原因だったのかもしれないし…。
とかいろいろ思うところはあるのですが…。
念のため元のフードには戻さず、治ったばかりの今は体に優しいシニア食で再発予防を初めていこうと思います。
※ストルバイトの予防については、こちらのコラムを読んで参考にさせていただきました。
膀胱炎の再発防止も同時に頑張っていきたいです!
現在のハルさんの様子とこれからについて
病気が完治して療法食をやめてから1週間ほどたちました。
シニア食を1日2回しっかり食べ、水分もしっかりとっておしっこもきちんとする。
そして、毎朝pHの測定をしてしっかり6(弱酸性)を保っています。
たまに食後3時間とかの値も測るのですが、ハルさんの食後pHは健康な状態では7.2くらいまで上がるようです。
これが8や9になったり、朝の値が7以上になることがあれば獣医さんに相談しようと思います。
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最後に。
療法食について、最後の診察のときに獣医さんと相談しました。
獣医さんの意見としては「療法食を」ということでしたが、他の方法を試してみたいという私の意見を汲んで許可していただきました。
〇ストルバイトと膀胱炎が短期間で完治したこと
〇尿pHをチェックすること
〇なにか異変があればすぐに相談すること
など、いろいろな事情を考慮して試してみようということになりました。
先生ありがとうございます。
そしてめんどくさい飼い主ですみません。
我が家はハルさんを迎えて2年ですが、成長とともに犬と暮らすということの大変さを感じています。
食べ物、睡眠、運動、歯磨き、しつけなどなど…。
考えるべきことがありすぎて「これでいいのだろうか?」と正直悩むことばかりです。
それでもやっぱりハルさんとの生活は幸せだし、ハルにもそうあってほしいと思います。
初心者で不安なことや分からないことも多いですが、これからも試行錯誤しながらハルさんと幸せに暮らしていけるよう努力していきたいです。
