ハルさんが病気になりました。 ~細菌性膀胱炎・ストルバイト尿石症②~
04/212023
カテゴリー:健康
ストルバイト尿石症の治療開始
療法食をはじめました
念のため、と受けた尿検査の結果ストルバイト尿石症と診断されたハルさん。
獣医師さんの助言にすがる思いで「下部尿路疾患」向けの某メーカーの療法食を買って帰り、その日の夕食からスタートしました。
幸い、フードの好き嫌いがなく何でも食べてくれるので療法食もさらっとたいらげてくれました。
なお、獣医さんから水分をより多く取らせた方がいいと言われたので、フードもぬるま湯でふやかして(というか浸るくらいにして)あげました。
まずは「敵」を知るべし
さて、療法食を初めたのと並行して「まずは敵を知らねば!」と思い私なりにいろいろ調べました。
①そもそもストルバイト尿石症とはどういう病気なのか?
②なぜ療法食(しかも一生涯)なのか?
ということをひたすら調べました。
「ストルバイト」「ph」「体質」「原因」などなど…ストルバイトと打って出てくるサイトを片っ端から読み漁りました。
ということで、簡単にですがまとめてみました。
①ストルバイト尿石症とは?
ストルバイト尿石症は、犬や猫の尿がアルカリ性に傾くことで発症します。
正確には、尿中のミネラル分(マグネシウム・リン)が過剰なアンモニウムと結合して結晶結石化する病気です。
(ストルバイト=リン酸アンモニウムマグネシウム)
本来犬猫の尿は弱酸性(pH6.0~6.8くらい)で、その状態ではマグネシウムもリンも結石化することなく体外に流れていきます。
しかし、何らかの原因で尿がアルカリ性に傾くとそれらがアンモニウムと結合して結晶結石化しまいます。
ちなみに、尿がアルカリ化する原因としてあげられるのは
〇食事(高たんぱくなど)
〇体質
〇水分不足
〇おしっこを我慢する
〇細菌感染
などだそうです。
なぜ療法食なのか?
ストルバイトは尿がアルカリ化することでできる。
ということは、逆に尿を酸性化(正常化)に持っていけば結晶や石は溶かすことができる、ということ。
そこで、「尿の酸性化」を主な目的とした療法食を食べてストルバイトを溶かして治療するのだそうです。
療法食の内容はどのメーカーのものも概ね
●タンパク質、マグネシウム、リンが少めである
●酸性化を促す成分を配合している
●水分摂取を促す(塩分が多めにしてある)
となっているようです。
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ということで、「敵」の正体とその撃退法を調べながら「尿の酸性化(正常化)」の大切さを知った飼い主。
そして、療法食の効能や意義も理解できました。
が、それでもやっぱりこの先療法食「だけ」しか方法がないのだろうか?という思いは残りました。
そんなことを考えつつ、ハルさんの様子を見ようと思ってた矢先のこと。
診察の次の日の夜に、異変が起きました。
血尿が出る
普段はあまり家でおしっこをしないハルさん。
少し前から「あれ?」と思う程度に家のトイレでもおしっこをするようになっていたのですが、この日はおしっこに赤い部分が混じっていました。
そして、異常なニオイ。
魚が腐ったような、強いアンモニア臭。
これは…恐れていたことが起きた、と思いました。
膀胱炎の併発です。
ストルバイトの原因の多くは実は細菌感染だそうです。
そして、それによって膀胱が炎症して膀胱炎を起こすことが多いとのこと。
ただ、逆に膀胱炎からストルバイトになるケースもあり両者は複雑に絡み合っているようです。
どちらにせよ、早急に診察してもらう必要があるのでその次の日(検査から2日後)に再度病院で検査してもらいました。
細菌性膀胱炎
尿検査の結果は、細菌性膀胱炎。
尿pHは相変わらず9.0で炎症反応もあり。
しかも、前回はほんのわずかだった結晶が画面いっぱいになっていました…。
こうなると療法食だけではだめで、抗生剤(細菌を叩く)とサプリメント(尿の酸性化のためのもの)と止血剤を1週間飲むようにとのこと。
薬を飲み切った頃に、再度検査することになりました。
~③につづく~

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